森の癒し
たった今、モンロワイヤル公園から帰って来ました。
うちのアパートから徒歩10分ほどのところにある、小高い丘です。日本の山に比べると、お話にならないくらい標高が低いのですが、でもそれだけに頂上まで簡単に登れるといういいトコロがあります。
今日は愛娘のサクラ(マルチーズ♀。2歳)を連れて出かけました。久しぶりの長いお散歩に、彼女もとても嬉しそうで、寒さも気にならないくらいはしゃいでいました。
公園の中は、少し上がるとすっかり森になってしまうのですが、もう冬枯れの木立ちでいっぱい。歩くと枯葉を踏む音が心地よく耳に響いてきます。
今日は寒かったので(現在4℃)、森の中を散策する人もあまりなく、私とサクラだけでゆっくりと歩くことが出来ました。
空気は冷え切っているのだけれど、枯葉たちがわずかな風に揺られて立てるかさかさという音以外は、辺りはシーンと静まりかえって、何だか森の優しい息づかいが聞こえてくるようです。
ところどころに白樺の大木が横たわっていて、これは日本ではなかなかお目にかかれない風景です。
白樺は、私のお気に入りの木。 こちらに来て初めて見た時から好きになりました。
何かこう、北国に来た!という感じがするじゃないですか?(^_^)
それに、その木肌の白さの美しさといったら。遠くから認める時、森の中にある他の木や枝から浮き出ていて、何だかこの世のものじゃないみたいな、幻想的な様子をしているんですよ。
途中、平らな岩があって、そのすぐ隣に大きな白樺の木が斜めに突っ立っているところにさしかかりました。
あ、いい感じだな。 ここでお祈りをしたらいいかもしれない。
ふとそう思いました。斜めに立っている木が、もしかしたらお祈りを送るいいアンテナになってくれそうな気がしました。別の木でもよかったんですけど、それが大好きな白樺だったのも、何か意味があったのかもしれません。
早速平らな岩の上に座り、今気になっている方へ遠隔レイキを送る準備を始めました。
その人は現在、意識不明で、Iさんが毎日枕もとで一生懸命お祈りをしているという話を聞いています。直接会ったことがないので顔やどんな様子をしているのかも知らないのですが、Iさんに教えていただいた名前とただイマジネーションでその人を掌の上に呼び出しました。
するとわずかではありますが、掌がジワジワっとしてきたので、そこにレイキをあてて、一日も早くよくなってくれるように祈りました。
Iさんのお祈りに比べれば微小な力ですが、少しでもその人の回復に役立てれば、と思いました。
その後も30分ほど、サクラと森の散策を続け、思いつくままの方向にぶらぶらと歩き回りました。
午後3時半近くになり、早くも日は傾いてきて、耳が冷たく感じだしたので、帰ることにしました。
途中、大通りを挟んであるスポーツ公園になっているジャンヌ・マンス公園を通り抜ける時、持って来ていたヒマワリの種を、冬支度で忙しいリス達にあげました。
最近発見した、この公園に住んでいる白いリスがとても美しくてかわいいので、そのコにあげようと思っていたのですが、周りに他のリス達が寄って来てしまって、大変なことになりました。(笑)
白いリスはまだ幾分体が小さく、多分今年生まれなのではないかなという気がします。
この出会いも何か、私の浄化のプロセスに関係しているかな? なんて考え過ぎでしょうか?(^_^)
森を出る時、何だかとても清々しく、きれいな気持ちになっているのに気づきました。
”あ~、やっぱ来てよかったなぁ”と、笑顔になってしまうのでした。
森や木には、確かに人を癒す力があると思います。体の疲れだけでなく、精神的な疲労をす~っと洗い流してくれるような、そんな効果です。
魂のお洗濯。
そんな感じでしょうか。
今日は、寒かったけど、ホントにいい時を過ごしました。
モントリオールはもうすっかり”冬”です。 (-_-)